2024/04/20
KakiThaiは、タイ語初心者から長年の研究者まで、日本語Windowsを使ってタイ語を最大限使えるようにしたアプリです。
KakiThaiは具体的以下の4つを目標に開発しました。
タイ語をライフワークにされる方に是非使って頂きたいと思っています。
補足1
備考欄ですが、タイ語は文字化けせず日本語と混在できましたが、低声を表す重アクセント記号(grave accent )が横にずれるなど発音記号が正しく表示されない課題がありました。今回、備考欄のフォントを発音記号欄と同じSgoe UIフォントに変更することで正常に表示されるようになりました。
補足2
下付き記号が切れる件ですが、タイ語Windowsのシステムフォントは"Leelawadee UI"フォントですが、このフォントを用いた時でも、ドーチャダーฎやトーパタックฏなどの縦長の子音文字の下に母音記号を付けた時、記号が切れて見えなくなる問題がありました。これはGoogle翻訳でも同様でした。この記号が付いているか確認できるように単語編集画面に登録単語のタイ文字を表示するようにしました。このことで、どのタイ語フォントを用いても入力した文字を確認できるようになりました。
※補足1:優待価格ご利用の場合は、送金前にお名前とYomiThai、茜PADまたは旧版KakiThaiの購入年月を作者に送り、対象ソフトユーザーであることを確認して下さい。
※補足2:KakiThai 10以降のバージョンのKakiThai購入者は無料で使えます。
※補足1:なおWindowsで初めてタイ語を入力する場合、Windowsの設定から「時刻と言語」-「言語」でタイ語(Kedmenee)を追加しておくと便利です。タイ語キーボードにはPattachoteというキー配列もあります。こちらも慣れれば楽に入れれるかもしれません。入力できる文字に違いがあるので、こちらを参考にして下さい。
※補足2:発音変換の際に、参照する内部データが増えてきたので、変換時に時間がかかるようになってきました。できるだけCPU能力の高いPCをお使いになることをお勧めします。
KakiThaiはシェアウエアです。ライセンスを購入されるまでいくつか制限があります。
タイ語を入力してF7キーを押すと
発音記号がその上に表示されます
タイ語キーボードは覚えていないけど
コーカイ表なら知っている方はこちらで入力
KakiThaiの単語帳の使い方は こちらのページ をご覧ください。
単語帳を作るとき、問題タイプを「語彙力増強」「空欄補充問題」「作文問題」のいずれかに指定すると、それらに応じた入力項目が用意され単語帳を作成編集できます。練習問題の画面も、下のような、それぞれの問題タイプごとの画面が表示されます。
何だか面倒くさそうと思ったら、問題タイプはデフォルトの「語彙力増強」にしておきましょう。文字数に制限がないので単語も文章も扱えます。
日本語に対応するタイ語を入力する問題
空欄に、適したタイ語を入力する問題
■最新バージョン: Ver 11.3
バージョン | 主な変更点 |
---|---|
Ver1.0 | Windows用のタイ語入力ソフトとして公開開始。 |
Ver5.2 | KakiThai Ver5.2で非Unicode版は開発停止。 |
… | … |
Ver1.0 | 完全UnicodeにしたKakiThaiProを公開。 |
Ver1.6 | KakiThaiProをVer1.6で開発停止。 |
… | … |
Ver1.0 | タイ語に加え、ミャンマー語、ラオス語、クメール語入力に対応したKakiThaiUCを公開。 |
Ver3.5 | KakiThaiUCをVer3.5で開発停止。 |
… | … |
Ver6.0 | 名称をKakiThaiに戻しました。 ・タイ語から読みを得る機能を付加して新たに登場 |
Ver7.0 | タイ語から読みを得る機能の精度向上 ・日タイ辞書を10,000アイテム以上に充実。 ・タイ語ローマ字入力のデザインを変更。 |
Ver8.0 | ・タイ語から読みを得る機能の精度向上 ・タイ語予測入力方式「asisThai」を組込む。 ・入力に、「MS Kedmanee」「MS Pattachote」を選んだ場合の、操作性に不具合があった点を改良しました。 |
Ver8.5 | ・初回インストール時にサンプルと辞書単語帳がインストールされない点を修正しました。 ・発音記号入力エリアの高さを変えられるようにしました。 ・単語帳への単語の入力順を保持するため、「発音カナ」欄をつぶし、連番を入れるメニューを「単語帳(W)」メニューに追加しました。 |
Ver8.6 |
・Windows 10正式対応のための改良:Microsoft Edgeで開いたサイトだけ貼り付けタイミングを若干遅くして解決 ・自動貼り付けされない場合の対策:スロー貼り付けオプションの追加 ・試用制限の緩和 |
Ver9.0 | ・全面作り直し ・トレーニング機能を入れました。 ・インストール先フォルダ、単語帳フォルダなどを変更しました。 ・タイ語入力は、ローマ字入力方式、asisThaiの方式を廃止しました。 |
Ver9.2 | ・対応するPCの最小画面の高さを700から600にし、各部をそれに対応させました。 ・画面オプションにSmallFontチェックボックスを追加し、単語帳メニューと単語リストの行数を多く表示できるようにしました。 ・小さなバグフィックス |
Ver10 | ・単語帳と練習場(トレーニング機能)を分離しました。F1キーで切り替えられます。 ・全体的に質を高めました。 ・Windows10の新しい開発ツールで作成 ・価格とライセンスキーも変更しました。 |
Ver10.1 | ・主画面のタイ語フォントを変更したとき、単語リストやコーカイ表のフォントも変更するようにし、その際、文字サイズが小さい場合など大きさを調整できるようにしました。 ・初期のいくつかのバグを解消しました。 |
Ver10.3 | ・小さな改良とバグフィックス |
Ver10.4 | ・メジャーバージョンアップ ・画面デザインを変更しました。 ・発音変換機能のエンジンを茜PADからYomiThai Ver1.3のエンジンに変更しました。 |
Ver10.41 | ・単語登録時後、タイ語IMEに戻らない場合がある点を修正。 ・発音変換機能の改良。 |
Ver10.5 | ・「タイ語スピーキング」吉田英人著で検証、改良を行う。 |
Ver10.6 | ・バグを訂正しました。 ・起動速度の改善をしました。 |
Ver11 | ・デフォルトフォントを"Tahoma"から"Leelawadee UI"に変更。 ・タイ語の発音変換機能について、最新のYomiThaiVer3の変換エンジンを搭載。 |
Ver11.1 | ・使いやすさの改善 ・タイ語の発音変換機能について、最新のYomiThaiVer4の変換エンジンを搭載。 |
Ver11.2 | ・使いやすさの改善 ・YomiThaiVer4.1の変換エンジンを搭載。 |
Ver11.3 | ・単語帳備考欄で日本語、タイ語、発音記号を混在表示できるようにしました。 ・下付き母音記号が切れる問題に対応。単語帳編集画面で文字を確認可能にしました。 ・YomiThaiVer4.2の変換エンジンを搭載。 |
■謝辞:
タイ語の発音記号やカナの表記は本によって様々ですが、実績のある以下の本を主に参考にして開発しました。また、発音変換機能の検証においてタイ語の長年の愛好者である奥野敏宏さんに数十回にわたりレポートのご協力を頂きました。心より感謝申し上げます。