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2022/12/15

タイ語入力アプリ KakiThai Ver11の紹介

 タイ語と日本語の混在した文書を作りたい。SNSでタイ人相手に素早くメッセージを送りたい。そのような方のためにKakiThaiを作りました。起動するとすぐにキーレイアウトを確認しながらタイ文字の入力ができます。入門者の方はコーカイ表や母音表から入力も可能です。あいさつやよく使いそうなフレーズや文章は単語帳に登録しておけば、すぐに使えます。

 またフリガナの付かない相手の返答などのタイ語文を読みたい場合もあると思います。KakiThaiにはYomiThaiというタイ語文を発音記号とカナに変換するエンジンが入っていますので、ワンボタンで読み方が分かります。

 KakiThaiはあなただけのタイ語ワールドを作るのにきっと役立つと思います。

 ※ベクターのライブラリーはこちらからです。

What's New in Ver 11

  1. 標準フォントを"Tahoma"からタイ語Windowsのシステムフォント"Leelawadee UI"に変更しました。
  2. 画面のデザインを、人気の高かったKakiThai Ver5に近いデザインに変更しました。
  3. タイ語文の発音変換機能の改良をしました。(詳細はYomiThaiページをご覧下さい)
  4. 単語帳の発音記号欄を対応英語欄として使えるようにしました。
  5. 入力フォントサイズと転送フォントサイズを別にできるようにしました。

*補足:従来組み込まれていたタイ語辞書単語帳は省きました。私どものサイトで別にダウンロード可能です。

■価格:


  • 定価: 2,090円(1,900円+消費税190円)
  • 優待価格: 1,100円(1,000円+消費税100円)

※優待価格対象:KakiThai10より前の購入者、Pro・UCを含む、YomiThaiの購入者
※補足:KakiThai 10以降のバージョン購入者は無料で使えます。

■使用条件:

  • 対応OS:  Windows 11,10, 8, 7
  • 画面の文字サイズ(ディスプレのDPI): 100% か 125%
  • インストール先: CドライブのProgram Files(x86)フォルダのみ

■Windows11をお使いの方へ! 日本語入力の半角/全角キーで落ちる問題解消

 Windows 11のアップデート 22H2は、通常、勝手にインストールされますが、日本語IMEを利用中に使っているアプリ自体が落ちる問題が報告されています。これはMicrosoftの問題とのことです。2つの対策がエンバカデロ(Delphiという開発アプリのデベロッパー)から報告されています。私自身、落ちましたが対策1で落ちなくなりました。

  • 対策1:Windowsの「設定」に行き、「プライバシーとセキュリティ」「診断とフィードバック」にある「オプション診断データを送信する」スイッチをオフにします。
  • 対策2:Windowsの「設定」に行き、「設定の検索」で「IME」と入力し検索します。「日本語IME設定」が出ると思います。そこで「全般」「互換性」のコーナーを探して下さい。「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」スイッチをオンにします。

*補足:これは2022/10/13の情報で、今後のWindows11のアップデートで解消されると思います。上の2つの対策が不要になる日が来ると思います。その時は紹介させて頂きます。

*補足2: 2022/12/15のWindows11更新プログラムKB5020880で上記問題は解消されたようです。私の場合、上の対策1を戻して「送る」スイッチをオンにして、「半角/全角」キーを押してもプログラムが落ちなくなりました。

■試用制限:

 KakiThaiはシェアウエアです。ライセンスを購入されるまでいくつか制限があります。

  • 1度に転送できる文字数:         30文字
  • 発音変換できるタイ文字の数:       35文字
  • 編集コマンド:    Cut&Copyなどクリップボードを使う操作はできません。
  • 使える単語帳フォルダ:         3個(全18個中)

■主画面:

Ver11の画面は10よりコンパクト
長い文章は画面を横に伸ばして下さい。

補足:馬場陽子著「タイ語で暮らしたい」の例文「乾季には観光客が増える」の意味です。

■特徴:

  1. 起動したら即タイ文字入力可能。タイ語キーボード*1のキー配列を見ながら楽に入力できます。
  2. コーカイ表からマウスクリックでタイ文字入力可能なので入門者にも優しいです。
  3. タイ語の文章を発音記号とカナに変換するYomiThaiの最新エンジンが組み込まれています。
  4. 他のアプリへはクリップボードを用いた、自動貼り付け転送
  5. 転送と入力の文字サイズと別にできるので、目に優しい文字入力が可能
  6. 自分なりの辞書や用語集ができる単語帳
  7. 単語帳の発音記号欄を対応英語欄に変更可能。タイ語を英語とセットで覚えられます。
  8. 単語帳を用いた練習問題が作れます。作文や空欄補充問題もできます。

*1: タイ語(Kedmanee), タイ語(Pattachote)

■どっちの文字か分からないとき:

ソフトキーボードのキーに
マウスを載せると文字名が出ます

■タイ語キーボードはまだ苦手という方のために:

 コーカイ表なら分かるけど、タイ語キーボードなんて覚えられないという方、結構いると思います。そのような方のために「コーカイ表」入力画面を設けました。

 クリック入力になりますが、コーカイ表ではマウスを文字の上に合わせると文字の読みに加え、日本語の意味、頭子音、末子音を表示するので一層文字が分かりやすいです。また子音では枠の色や字で中子音字、高子音字、低子音字(単独字、対応字)の種別が分かるので、声調判断に役立つと思います。

学び始めはコーカイ表と母音記号表から
1文字ずつタイ文字を入力するとストレスがないです。

■他のアプリへの入力文の転送:

 KakiThaiは、Wordなどのワープロソフトやメールソフト、SNSの舞台であるブラウザにタイ語を転送するのが主な役目です。ブラウザではあまりフォントの種類や文字サイズは問題になりませんが、Wordなどの場合、フォントは大きなテーマです。KakiThaiは標準でリッチテキストでタイ語文を転送します。

[転送手順]

  1. 自動貼り付けボックスにチェックを入れる。
  2. 転送先アプリの転送したい場所をマウスクリック
  3. 転送先インジケーターが赤丸になり、転送先と認識します。
  4. KakiThaiに戻り、転送ボタン(またはF9キー)を押します。

Wordへの転送例

※補足1:
 何らかの理由でうまく貼り付けされなかった場合、手動で転送先アプリの編集メニューで[貼り付け]を選び、貼り付けて下さい。転送方法は、リッチテキストへの変換はしますが、基本はコピペです。転送ボタンを押した場合、必ずクリップボードに文字列は置きますので、後はCtrl+Vでも貼り付け可能です。

※補足2:
 もし単語帳の作成や練習問題など他のアプリと関連のない作業をする場合は、自動貼り付けボックスはOFFにしたほうがいいです。ONの場合、KakiThai以外にフォーカスが移動した時、タイマーを使い常に転送先のチェックを行うからです。なお、自動貼り付けボックスをOFFにすると転送先インジケーターは白に戻ります。

■入力フォントと転送フォントを別の文字サイズにする:

 提出文書は11ポイントと小さい文字を指定されているけど、正確に文字を入力するには16ポイント以上でないと不安。そんな場合もあると思います。

 KakiThaiではVer11より、入力時と転送時のフォントサイズを別にできるオプションを用意しました。メインメニューで[設定][一般]で表示されるオプション画面で、「転送」タグを選びます。フォントサイズ同期ボックスのチェックを外すと、その上の転送フォントサイズのメインフォントの数値を変更できるようになります。好きな数値にして下さい。

オプション画面の転送タグ


入力と転送フォントサイズを別にしたとき
転送対象の文字色が変わる(数字はサイズ)




■発音記号とカナがボタン一つで変換される(YomiThaiのエンジン)

 上のアプリ画面でタイ語の上にカナ(アプリでは発音カナと呼んでいます)や発音記号が表示されていました。これはユーザーがいちいち入力する必要がなく変換ボタン(F7キー)で変換された結果なのです。

 発音変換を見るためにも単語帳を使って頂きたいです。なぜならカナと発音記号の両方が表示されるからです。下の図はその一例でです。発音カナでは矢印や上下の線で声調を表しています。

単語編集画面での発音変換



 単語編集画面のタイ語欄を見ると単語がスペースで区切られてないので、単語の区切りが分かりにくいですね。

 発音変換の経過を知りたい場合、メインメニューで[ツール][Laboratory(タイ語発音変換研究室)]を選ぶか、ファンクションキーのF8キーを押して下さい。

Laboratory画面での発音変換の経過


※詳しくはYomiThaiの紹介ページをご覧ください。

■練習問題機能とは

 近いうちにタイ旅行に行くと決まった時、とにかく基本的なあいさつと人への呼びかけ方、飲食店での会話だけはマスターしたい。そんな場合もあると思います。そんな時は、単語帳を作って繰り返しタイ語入力すると覚えやすいと思います。

 単語帳を作るとき、問題タイプを「語彙力増強」「空欄補充問題」「作文問題」のいずれかに指定すると、それらに応じた入力項目が用意され、下のような画面が表示されます。

 何だか面倒くさそうと思ったら、問題タイプはデフォルトの「語彙力増強」にしておきましょう。文字数に制限がないので単語も文章も扱えますので。

日本語を見てタイ語を入力する問題





空欄のあるタイ語文でタイ語を入力する問題


■単語帳について


 私どもが作った欧文入力アプリの単語帳機能と同じ仕組みで単語帳を実現しています。詳しくはRosyPaletteの紹介ページをご覧ください。

改版履歴

■最新バージョン: Ver 11(予定)

公開日 バージョン 主な変更点
2002/08/28 Ver1.0 Windows用のタイ語入力ソフトとして公開開始。
2008/01/19 Ver5.2 KakiThai Ver5.2で非Unicode版は開発停止。
2009/02/25 Ver1.0 完全UnicodeにしたKakiThaiProを公開。
2009/10/14 Ver1.6 KakiThaiProをVer1.6で開発停止。
2012/05/22 Ver1.0 タイ語に加え、ミャンマー語、ラオス語、クメール語入力に対応したKakiThaiUCを公開。
2013/12/06 Ver3.5 KakiThaiUCをVer3.5で開発停止。
2014/04/15 Ver6.0 名称をKakiThaiに戻しました。
・タイ語から読みを得る機能を付加して新たに登場
2014/11/28 Ver7.0 タイ語から読みを得る機能の精度向上
・日タイ辞書を10,000アイテム以上に充実。
・タイ語ローマ字入力のデザインを変更。
2015/ 9/28 Ver8.0 ・タイ語から読みを得る機能の精度向上
・タイ語予測入力方式「asisThai」を組込む。
・入力に、「MS Kedmanee」「MS Pattachote」を選んだ場合の、操作性に不具合があった点を改良しました。
2016/ 6/ 8 Ver8.5 ・初回インストール時にサンプルと辞書単語帳がインストールされない点を修正しました。
・発音記号入力エリアの高さを変えられるようにしました。
・単語帳への単語の入力順を保持するため、「発音カナ」欄をつぶし、連番を入れるメニューを「単語帳(W)」メニューに追加しました。
2017/ 8/ 8 Ver8.6 ・Windows 10正式対応のための改良:Microsoft Edgeで開いたサイトだけ貼り付けタイミングを若干遅くして解決
・自動貼り付けされない場合の対策:スロー貼り付けオプションの追加
・試用制限の緩和
2018/ 3/31 Ver9.0 ・全面作り直し
・トレーニング機能を入れました。
・インストール先フォルダ、単語帳フォルダなどを変更しました。
・タイ語入力は、ローマ字入力方式、asisThai、pattachoteなどの方式を廃止し、Windowsのタイ語入力の標準のKedmaneeだけとしました。
2018/ 5/24 Ver9.2 ・対応するPCの最小画面の高さを700から600にし、各部をそれに対応させました。
・画面オプションにSmallFontチェックボックスを追加し、単語帳メニューと単語リストの行数を多く表示できるようにしました。
・小さなバグフィックス
2019/ 6/5 Ver10 ・単語帳と練習場(トレーニング機能)を分離しました。F1キーで切り替えられます。
・全体的に質を高めました。
・Windows10の新しい開発ツールで作成
・価格とライセンスキーも変更しました。
2019/ 6/22 Ver10.1 ・主画面のタイ語フォントを変更したとき、単語リストやコーカイ表のフォントも変更するようにし、その際、文字サイズが小さい場合など大きさを調整できるようにしました。
・初期のいくつかのバグを解消しました。
2020/ 1/15 Ver10.3 ・小さな改良
・小さなバグフィックス
2020/ 6/17 Ver10.4 ・メジャーバージョンアップ
・画面デザインを変更しました。
・発音変換機能のエンジンを茜PADからYomiThai Ver1.3のエンジンに変更しました。
2020/ 7/15 Ver10.41 ・単語登録時後、タイ語IMEに戻らない場合がある点を修正。
・発音変換機能の改良。
2020/8/5 Ver10.5 ・「タイ語スピーキング」吉田英人著で検証、改良を行う。
・バグフィックス
・小さな改良。
2022/5/17 Ver10.6 ・バグを訂正しました。
・起動速度の改善をしました。
・そのほか細部の改善、バグフィックスをしました。
2022/11/17 Ver11 ・アプリのデフォルトフォントを"Tahoma"からタイ語Windowsのシステムフォント"Leelawadee UI"に変更。
・画面デザインを大幅に変更
・タイ語の発音変換機能について、最新のYomiThaiVer3の変換エンジンを搭載。
・従来同梱の辞書単語帳を分離、別にダウンロードする形態にしました。
・そのほか細部の改善、バグフィックスをしました。

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