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標準タイ語キーボード(kedmanee)は人気がありますが、もともとパソコン用に作られたため5行×12列のキーレイアウトで、そのままiPhone用にするとキーの幅が小さくなり、タップミスが起こりやすい問題がありました。
Phakchiはキーレイアウトを6行×8列にし、かつ標準キーボードに似たキーの配置にしたことで、標準キーボードに慣れた人がiPhoneで楽にタイ文字を入力できるようにしました。また子音を辞書順に並べたレイアウトも選べるようにしたので、文字に慣れないタイ語学習者でも楽しくタイ文字を入力できます。
このソフトはApp Storeのみで販売しているアプリです。価格は日本円では500円です。外国ではその時Appleの判断する為替レートで価格が決まります。Appleの作った紹介ページは下のリンクから参照可能です。なお1度購入されるとiPhone用にもiPad用にもダウンロードされ使えるようになります。
※バージョンアップがあった場合も、App Storeアプリの中で、アップデートの自動更新を選んでおけば自動で行われます。
[対応機種]
[対応OS]
[制約]
このソフトはAppleのCustom Keyboardの枠組みの中で作られており、パスワードや口座番号などの個人の重要情報を扱う入力エリアではCustomKeyboardは使えませんので、パクチーも使えません。
*タイ語を入力するとLCRキーは一旦消えますが、iPhoneを回転し、戻すと再度現れます。
| 標準のタイ語キーボード | Ver8のパクチー | |||
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| 標準の片手キーボード | パクチーの片手キーボード | |||
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標準タイ語キーボード(kedmanee:ケドマニーと呼ぶ)は、5行12列レイアウトを基本にしています。Phakchiは、iPhone縦では6行8列,iPadでは5行11列にしているので、違いが出てきます。そこで相違について書きます。
・数字モード移行用のボタンはキャプションが[123]でタイ数字は[T123]になります。
・タイの通貨記号バーツは数字、タイ数字両方のモードにあります。
| パクチーの数字モード | パクチーのタイ数字モード | |||
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[*補足]
B面上の文字を続けて入力したい場合、例えば英語の意味の(ภาษาอังกฤษ)のอังกฤษの最後の2文字、ฤの後にษを入れる場合、ฤをタップする前にB面にある「hold」キーを押します。するとฤをタップしてもA面に戻りません。そしてฤが入力されたのを確認して、「hold」キーをタップしHoldモードを解除してから、ษをタップします。そうするとษが入力され、自動でA面に戻ります。複雑そうですが、慣れれば簡単です。
| 起動直後のA面モード | B面モード | |||
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| 記号モード | 英字モード | |||
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タイ語を習い始めの頃、まず覚えなくてはならないのがコーカイ表です。タイ文字の子音42個を順に並べたもので、この順が辞書を引くときとても大事になります。ところが、標準タイ語キーボードのレイアウトはそれと全く別なので、ビギナーには40を超える子音の順を2種類覚えなくてはならず、挫折する人も多いです。
そこで、キーボードの子音を辞書順に並べたレイアウトも作りました。レイアウトを作るにあたり、母音記号や声調記号も方針を決めましたので、ご紹介します。
| A面モード | B面モード | |||
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| 文字情報を付加 A面 | 文字情報を付加 B面 | |||
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文字情報スイッチ
タイ語学習者は似た文字の区別が難しいものがあります。ドーチャダーฎ(冠)とトーパタックฏ(突き棒)、チョーカチューฌ(樹木)とノーネーンณ(少年僧)、コークワーイค(水牛)とドーデックด(子供)、チョーチャーンช(象)とソーソーซ(鎖)などです。それ以前にビギナーは文字をなんと呼んでいいか分からないケースも多いと思います。そのような方のために、ホストアプリにあるオプションの文字情報スイッチにより、子音キーに辞書順の番号と、それら子音の頭子音と末子音の発音記号、母音の発音記号、記号名なども表示できるようにしました。これにより学習者でも正しい文字選択ができると思います。
[標準キーボードとの違い]
[iPhone版パクチーとの違い]
[標準タイ語キーボード] - 開始ページ -
[標準タイ語キーボード] - シフトキーを押したときのページ -
[パクチー iPadキーボード] - A面 -
[パクチー iPadキーボード] - B面 -
[パクチー iPadキーボード] - iPhoneシミュレーションモード -
iPadを使っていて、できるだけ画面の全体を見ながらタイ語を入れたい場合、パクチーの通常スタイルのキーボードの上の方の開いている部分を、二つの指でつまむ操作(ピンチイン)をして下さい。画面のように小さいなiPhone画面に変わります。
*元に戻したいとき、iPhoneシミュレーションキーボードの下の方のキーのない部分(キーボード移動したいとき指を置く部分)で、二つの指で広げる操作(ピンチアウト)をして下さい。戻ります。
| 公開日 | バージョン | 主な変更点 |
|---|---|---|
| 2016/3/25 | Ver1.0 | パクチー - タイ語キーボード - 初版 |
| 2016/11/16 | Ver2.0 | (1)タイ語のローマ字入力方式を選択できるようにしました。 (2)iPadにインストールされたiPhone専用アプリでも使えるようにしました。 (3)情報スイッチをなくし、文字の呼び方は常に表示するようにしました。 (4)予測画面切り替えの精度向上 (5)新デバイスへの対応(iPhone 7, iPhone 7 Plus, iOS10.1) |
| 2017/4/13 | Ver3.0 | SNSフレーズ入力モードを追加しました。 |
| 2017/7/29 | Ver3.2 | (1) iPad Pro 10.5への対応 (2) 片手入力モードへの改良 |
| 2017/11/14 | Ver3.4 | (1)新しいiOSデバイスへの対応(iPhone X, 8(Plus),等) (2) iOS 11 への対応 (3) 地球ボタンの長押しでリストからのキーボード変更をできるようにしました。(iOS 11 ~) |
| 2018/2/13 | Ver4.0 | (1)起動速度を速くしました。 (2)キーボードの高さを少し高くし、声調記号を常に上部に表示するようにしました。このことで操作性が向上しました。(iPhone 縦) (3)文字情報スイッチとモノクロスイッチを設けました。 (4)ローマ字入力方式とSNSモードを廃止しました。 |
| 2018/10/10 | Ver4.4 |
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| 2019/2/10 | Ver5.0 |
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| 2021/5/7 | Ver6 |
メジャーバージョンアップです。
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| 2021/5/31 | Ver6.1 | Talkモードで一つの訳語が正しくボタンにセットされていないバグを修正しました。 |
| 2021/12/22 | Ver6.2 | ・キーレイアウトをiPad mini6に対応しました ・削除キーの機能をiOS 15に対応しました。 ・キーの幅変更など細部の改良をしました。 |
| 2022/6/15 | Ver7.0 | ・子音を2つの画面に分けシフトキーで切り替えるようにしました(スクロール画面は廃止) ・iOSの条件をiOS13.1以上に変更しました。 ・母音セット入力システムを新開発しました。 ・タイフレーズモードを改良しました。 |
| 2025/11/11 | Ver8.0 | ・標準キーボード(kedmanee)に近いレイアウトに変更しました。 ・学習者向けに子音を辞書順に並べたレイアウトも選べるようにしました。 ・対応機種をiPhone17まで拡大しました。 |
アプリをインストールした後、1度だけ以下の設定を行って頂く必要があります。